Pidginの「証明書を検証できない」
インスタントメッセージングプログラムの証明書は、企業があなたの情報を保護するために使用するセキュリティ機能の一種です。 証明書を検証できない場合は、本人確認ができないため、メッセージングサービスを使用できません。 Pidginで「証明書を検証できません」というエラーが発生した場合は、それが解決されるまでログインしてチャットすることはできません。
PidginのSSL証明書
Pidginにサインインすると、あなたのチャットプログラムはあなたの身元を確認するためにPidginのサーバーに証明書を送ります。 プログラムが正しい証明書を送信すれば、サインオンしてサービスを利用することができます。 安全なソケットレイヤ接続を介して送信される情報は、あなたの情報を非公開にするために暗号化されています。 正常に接続するには、クライアント証明書とサーバー証明書が一致している必要があります。
エラーの原因
「証明書を検証できません」というエラーが表示された場合は、コンピュータから送信された証明書がPidginの必須SSL証明書と互換性がないことを意味しています。 Pidginと連携するサービスを提供している会社がそのSSL証明書を更新するとき、Pidginによって受け入れられていないものを使用するかもしれません。 そのサービスにサインインしようとすると、新しいSSL証明書が認識されないため、Pidginはエラーを生成します。
ソフトウェアをアップグレードする
最善の解決策は、Pidginをアップグレードすることです。 現在のバージョンは2014年1月現在2.10.8です。Pidginの各バージョンで、SSL証明書は互換性のあるプログラムの証明書と一致するように更新されます。 たとえば、MSNが2012年に証明書を変更して互換性のないルート証明書で署名された場合、サインインしようとしたユーザーはエラーを受け取ります。 Pidginがバージョン2.10.7をリリースしたとき、Pidginの新しい証明書はMSNの更新された証明書と一致しました。
証明書のインストール
エラーメッセージを回避するもう1つの方法は、必要な証明書をインストールすることです。 これを行うには、必要なファイルをダウンロードしてから、Pidginプログラムフォルダの "ca-certs"フォルダに配置します。 また、[ツール]、[証明書]の順にクリックして、Pidgin自体から証明書を追加することもできます。 正しいSSL証明書を追加するには、ファイル内の古い証明書を削除してから、ブラウザでその証明書と一致するページに移動します。 そのページから証明書をダウンロードできます。